恋愛したくても出会いがない!
そう嘆く人たちも少なくない昨今ですが、出会いの少ない世の中にあって、ひとすじの希望の光りとなっている場所があります。
それは職場です。
つまり、「社内恋愛」です。
それなりの人数の男性と女性が一堂に会する場所ですから、そこから恋愛が生まれてくるのも自然なことのように思われます。
もっとも、社内恋愛というのは周りに気を遣うものでもあります。
会社によってはあまりいい顔をされない場合もあります。
社内恋愛中の人たちはたいてい、周囲にバレることのないように慎重に行動するものです。
しかし、それでもなぜかバレてしまうのが社内恋愛の不思議なところでもあります。
隠そうとしているのに、むしろ隠そうとすればするほど、なぜがバレてしまう…。
なぜ社内恋愛はバレるものなのでしょう?
そこで今回は、社内恋愛がなぜバレるのか、どんな瞬間にバレるのか、その理由について考えてみたいと思います。
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隠したいのにバレてしまう社内恋愛3つの理由
妙によそよそしくなる
社内恋愛をしている男女はたいてい、
「会社では秘密にしておこうね」
と約束しているものです。
何くわぬ顔で仕事をしていながら、心の中では「バレてはいけない。バレることがあってはならない」と警戒しているわけです。
社内ですれ違うことがあっても声もかけなかったり、同じ場所に居合わせそうになると、どちらかがさりげなく避けていったり。
接触を避けたり、会話を最低限にすることで、
「よしよし。バレていない」
と思っているわけですが、実際には真逆の効果を出している場合があります。
周囲の人は、
「これまであんなに仲が良かったのに、お互い避けあっているなんて、2人の間に何かあったんじゃないの?」
と、おおいに不審に思っている可能性が高いでしょう。
お付き合いする前から同僚として普通に親しくしていたような関係であれば、尚更です。
もっともこの段階では、するどい女性社員などは、
「もしかして社内恋愛中なんじゃないの」
とピンときそうですが、そうでもなければ、
「ケンカでもしたのかな」
と生暖かい目で注目されている確率のほうが高いかもしれません。
よそよそしいのに相手の情報に詳しい
ただし、この状態でちょっとしたボロが出てしまうと、途端に「付き合っている説」が同僚たちの間で有力となりバレるでしょう。
それは、よそよそしくしているはずの相手の情報について、やたらと詳しい様子が見て取れる場合です。
「そういえば、〇〇さんにちょっと相談があったんですけど…」
「〇〇さんなら、午前中は外回りだから、夕方くらいのほうがつかまりやすいんじゃないかな」
「取引先から頂いたチョコレートのおすそ分けです」
「ありがとう!あ、〇〇さんは甘いもの嫌いだから、他の人で分けちゃっていいと思うよ」
最近、避けあっているはずの〇〇さんのことを、なぜかよく知っている。
聞いてもいないのに、情報を教えてくれる。
「これはもしかしなくても、付き合ってるな…?」
と、同僚たちの疑惑が確信に変わり、社内恋愛がバレるのはあっという間なのです。
休暇のタイミング
次に、社内恋愛がバレる理由として挙げられるのは、「休暇をとるタイミング」です。
とくに、シフト制で仕事をしていたりと不規則な職場の場合は、シフトの入り方や休暇の取り方によって、社内恋愛がバレることは少なくありません。
恋愛中の2人であれば、一緒にいたいのは当然のこと。
その気持ちは仕事中であっても、プライベートの時間であっても変わりません。
社内恋愛の場合はむしろ、仕事の入るタイミングや休暇のタイミングをずらしてしまうと、会うことさえできなくなってしまうわけです。
そこで、社内恋愛中の2人は、
「この2人、いつも同じタイミングでシフトに入ってるよね」
「そういえば、休みも同じ日にとってるよね」
という、たいそう不自然な状況を作り出してしまうのです。こうなってしまうと社内恋愛がバレるのも時間の問題です。
他人の仕事のタイミングについて、無関係の同僚たちがそこまで気にするものだろうかと思うかもしれませんが、気にしなくても気づくことはあるのです。
また、社内の別の同僚が、社内恋愛中の彼なり彼女なりを憎からず思っていて、注目しているうちに、2人のタイミングが不思議と合っていることに気づく場合もあるでしょう。
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帰宅のタイミングも気付かれる要因
タイミングといえば、帰宅時間のタイミングも社内恋愛がバレる原因になりがちです。
2人の退社する時間がよくかぶっている。
同じ日に残業していることが多い。
2人にとっては、そうして行動を揃えるほうが2人でいる時間を増やすことができますから都合がいいでしょう。
しかし、周りも最初はなんとも思わなくとも、そんなことが積み重なっていけば、気づきます。
気付かない人もいますが、気づく人も少なくありません。
もし堂々と、
「あ、もう会社出る? オレも出るから駅まで一緒しない?」
といった会話をしながらというのであれば、むしろ誰も気にしないでしょう。
しかし、1人が「お先に失礼します」となにくわぬ顔で帰っていったあと、少し時間を置いてから、もう1人がひっそりと帰っていったとしたら…?
怪しすぎますよね。
社内恋愛はこうして、2人が恋愛関係を隠すためにとった手段のあまりの不自然さから、バレてしまうことが多いのです。
目撃される
社内恋愛中の2人が休日デートを楽しんでいるとき、ばったり同僚に会ってしまったとしたら・・・?
「いや、たまたま2人とも見たい映画があったから・・・」
なんて下手な言い訳をいくら並べても、もうバレてしまったという事実は変えられないでしょう。
こうして、2人でいるところを目撃されてしまうのも、社内恋愛がバレてしまうパターンとしてはよくあることです。
会社の規模が小さければ、周りの人たちの行動パターンや週末の予定をリサーチして、うっかり目撃される危険性を極力押さえることはできるかもしれません。
しかし、ある程度の規模がある会社であれば、他の社員と生活エリアがかぶっている可能性も高くなります。
どうしてもバレたくないのであれば、どこか遠出するとか、軽く変装するなどしてから外を出歩く、人でごった返していて知り合いも何もわからないようなところにあえて行くなど、対策を考えなければいけないでしょう。
ごまかしようのない目撃のされ方とは
もっとも休日デートや仕事終わりに食事をしていたところでばったり同僚に会ってしまったような場合は、「たまたまだから」「今回だけだから」「時間が合ったから」と強硬に主張し続ければ、
「まだ、付き合ってはいないのかな?」
という勘違いを相手にさせることは可能かもしれません。
一方で、言い訳しようのない目撃のされ方もあります。
たとえば、ほんの十数分、退社時間をずらして別々に帰ったあと、別の場所で待ち合わせしてから、2人で食事に向かったとしたら…?
もしその様子を同僚に目撃されていたら、
「社内恋愛してるな」
とバレるのは避けようがないでしょう。
2人の関係を隠そうとする意図があまりにもあからさまだからです。
そして、この手のミスで社内恋愛がバレることは珍しくないのです。
どうやって隠すのか2人で対策を練るのが肝心
以上、社内恋愛がバレる理由について考えてみました。
こうして理由を並べてみると、社内恋愛がバレるのを防ぐのは、並大抵の努力ではダメだとわかります。
隠したい。けれど、恋愛を楽しみたい。
そう思っていると、どうしてもボロが出るのです。
隠しているつもりがバレるばかり、となってしまいます。
社内恋愛を本気で隠したいのであれば、恋愛を満喫するのはちょっと我慢して、2人で過ごす時間を思いきって犠牲にするような気持ちが大事かもしれません。
そう簡単に幸せオーラは隠せないのです。
「隠そうね」という口約束だけで、実践はぶっつけ本番となると、うまくいかないでしょう。
社内恋愛がバレたくないカップルは、じっくり話しあって2人で対策を練ることをおすすめします。
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