別れたいけど別れられない男がいる。
なんで、気持ちは離れているのにこの女性は別れることができないんでしょうか?
誰かを好きになり、思いが通じ合って、二人で幸せに過ごす日々が始まるはず…。
しかし、夢みたとおりに幸せになれるとは限らないのが恋愛の難しいところです。
親しくなって気心が知れるほどに、相手の態度が変わってしまったり、隠していた本性が見え隠れしはじめたりすることもあります。
たとえば、浮気されたり、束縛がひどかったり、ひどい場合は怒鳴られたり、殴られたりすることだってないとはいえないのです。
そんなとき、彼への思いをスッパリ断ち切って別れを選べる女性ならばいいのですが、「別れたい」と思うときはあっても、なぜかズルズルと付き合い続けてしまう女性も少なくありません。
まわりが別れるようにすすめても、本人も「やっぱり別れよう」と言っていたにもかかわらず、やっぱり「別れられない…」といつも悩んでいるような女性っていますよね。
そうしてグズグズしているうちに、もしかしたら本当に幸せになれる恋を逃してしまうかもしれません。いつも悩み苦しんでいれば、笑顔が失われ、女性としての貴重な時間が無為に失われかねません。
クズ男とわかっていながら、どうして別れられないのでしょう?
別れ下手な女性の心理は一体どうなっているのでしょうか。
そこで今回は、クズ男と別れられない女性の心理について紐解いていきたいと思います。
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目次
クズ男と別れられない女性の言い訳からその心理を読み解く
「謝ってくれるから」
彼に浮気された。ひどく罵倒された。束縛がひどい。
そう愚痴を言いながらも、
「でも、最後には謝ってくれるから」
と、それで納得し別れを思いとどまる女性がいます。
まわりが別れるように諭しても、返事は同じなのです。
優しく情の深い女性なのかもしれません。
謝罪を受け入れ、相手の過ちを許すことも人間関係においては必要なことです。
しかし、同じことが2度、3度ならず4度も5度も6度も続いたにもかかわらず、
「また、謝ってくれたから…」
と許してしまうのは考えものです。
何度も謝っているということは、まったく反省していないということ。
彼は態度を改める気も、心を入れ替える気もまったくないことに、早く気付くべきです。
彼が謝る回数だけ、あなたは傷ついている
彼が謝罪をしたという事実は、彼の更正やいい方向へ向かったことへの証明にはなりません。
謝罪などというもの、後悔や反省がなくてもできるのです。
ずるい男ほど謝罪は得意です。
もっともらしく、心底悔やんでいるように見えます。
また謝罪の言葉を彼が口にしたことを、
「まだ私に気持ちがあるんだ」
「これからも私と付き合いたいと思っているんだ」
という気持ちの吐露であると受け止めてしまいます。
でも、それはおそらく勘違い。
男は責められたくなくて謝罪しているだけです。
もしくは、その場しのぎです。
何度も許されるうちに、味をしめているだけです。
謝罪を繰り返す男は、同じ回数だけあなたを傷つけ続けている男であり、あなたの辛そうな顔を何度も見ているのに、同じひどいことが出来る男なのです。
その事実を直視しなければいけません。
「やさしいところもあるから」
いやなところもある。
でも、やさしいところも確かにある。
女性は彼氏のこういった二面性を見たとき、どうしても後者の部分にフォーカスしてしまいがちです。
浮気されることもあるけれど、一緒にいるときはすごく気が利いて、気づかってくれて、楽しい。
束縛されるけれど、言うことを聞いていれば大事にしてくれるし、何でもいうことを聞いてくれる。
「だから、いいところもある」
と彼女が彼のいい面ばかり見てしまうのは、その方が自分にとっても都合がいいからです。
自分の好きになった人が、ひどい人かもしれないなんて、女性は信じたくありません。
やさしくて素敵な人であってほしいと思うものです。
ひどいところは確かにあっても、やさしいところもあるとなると、
「いい部分のほうが本当の彼だ」
と信じたくなってしまうのです。
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彼の悪い部分にフォーカスして考える
ひどい一面はあっても、その他の一緒に過ごす時間がそこそこ幸せなものであったりすると、
「この時間がなくなるのは、寂しいかも」
「もしかしたら、変わってくれるかもしれないし」
「もう少し、頑張ってみよう」
と、前向きに考えてしまう女性もいます。
でも、本当に見なければいけないのは、目を背けてしまいがちな彼の悪い部分です。
浮気性だったり、お金に汚かったり、暴力をふるったり…。
そういった彼の性質があなた自身を傷つけているという事実から、目をそらしてはいけません。
人を傷つけるほどの「悪いところ」を持っており、あなたを傷つけ続けることをいとわない彼と、これから先もずっと一緒にいることが、あなたにとっていいことなのかどうか、冷静に考える必要があります。
「私がいないとダメだから」
気立てがよくて、世話焼きで、気づかいのできる自立した女性なのに、なぜかろくでもない男につかまっている場合があります。
「どうしてこんな素敵な女性が、あんなクズ男に?」
とまわりは疑問に思っているのですが、彼女いわせると、
「彼、私がいないとダメだから」
となるわけです。
でも、冷静に考えてみてください。
この女性のまわりの人たちが「なぜあのクズ男と?」と思っているということは、彼女がそばにいてもその男は変わらずのクズ男っぷりなのです。
なるほど、多少は軽減されているかもしれません。
それでも隠しきれないほどのクズっぷりなのです。
彼女がいても、いなくても、ダメ男なことに変わりはないのです。
幸せを遠ざけているのは自分かも?
この手の別れられない女性の場合、彼女自身のほうが「自分がそばにいなければダメな相手」を求めている可能性があります。
そこに自分の存在異議を求めているのです。
ある意味、ダメ男のそばにいることでその願望が叶えられているわけです。
しかし、それが本当に自分の幸せにつながっているのか、今一度考えみることが必要かもしれません。
「私がいないとダメだから」
と言ってしまう女性は、まず彼のことより、自分のことを考えてみてはどうでしょう。
自分が何を望んでいるのか、本当にそれが自分のためになるのか、じっくり自分と向き合ってみることをおすすめします。
今の自分が本当に幸せなのか冷静に見極めよう
以上、クズ男と別れられない女性の心理について、別れ下手な女性がよく口にする言い訳を元にして考えてみました。
別れられない女性には、情が深かったり、物事や相手のいい面を見ようとしたりする、すてきな一面があるようです。
しかし、そのせっかくの長所をクズ男に対して発揮してしまうと、悪い面を見てみぬふりする結果になってしまったり、情にほだされてうまく利用されてしまったりしかねません。
過去の自分の判断や、未来に起こるかどうかもわからない奇跡を期待するよりも、今自分が幸せに日々を過ごすためにやるべきことは何なのかを冷静に考えることが必要です。
人は恋愛に対して、冷静に客観的に考えることが苦手です。
どうしても情やしがらみ、幸せな記憶などが判断を鈍らせますが、自分のためにも落ちついて、現実を見て、考えることが大切です。
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